みなさん、こんにちは!本館5F売場では、接着剤を数多く取り扱っております。
今回はその中でも人気の商品裁ほう上手にスポットを当ててご紹介します。
裁ほう上手の特徴と使い方

裁ほう上手は、布の端を処理したり、縫い目を固定したりするための便利なアイテムです。素材によって接着具合がどうなのかは正直気になるところ。。。今回はその気になる素材別を正直レビューも絡めてご紹介します。
裁ほう上手が「向いている布・向いていない布」
まず押さえておきたいポイントとして、裁ほう上手は素材によって得意・不得意がはっきり分かれる接着剤です。
コットンや麻、デニムなどの天然素材や厚手の生地ではしっかりと接着しやすい一方で、
ナイロンやビニール、一部のポリエステル素材ではうまく定着しないこともあります。
そこで今回は、コットンや麻といった定番素材から、ポリエステル、ナイロン、ビニール素材まで、
いくつかの生地を用意し、同じ手順で接着力を検証してみました。
裁ほう上手の使い方と布素材別検証結果!
【共通の手順】
1.布の端に裁ほう上手を塗布
裁ほう上手を布の端に薄く均一に塗ります。チューブタイプは付属のヘラが入っているので、それを使用して伸ばします。
2.生地同士を貼り合わせて家庭用アイロンで圧着
大きめのあて布をして、アイロンを中温ドライで約15~20秒ずらさずに圧着します。
3.布同士を引っ張り強度をチェック
24時間後に布を引っ張り、接着の強度を確認する。
1. コットン生地


おすすめ度:★★★★★
正直レビュー:とても強度があり◎。生地の変色もなく、貼り合わせた部分の風合いも損なわれていないところも◎。
理由:素材表面に凹凸があり接着剤が繊維間に入り込みやすいため、接着しやすい。
2. デニムや厚手の生地


おすすめ度:★★★★★
正直レビュー:布小物やデニムの裾上げに使いたい。
理由:デニムは厚みと凹凸のある生地で、接着剤が染み込みすぎずに定着するのでしっかり接着できます。
3. 麻布


おすすめ度:★★★★★
正直レビュー:綿と同様に、とても強度があり◎。生地の変色もなく、貼り合わせた部分の風合いも損なわれていないところも◎。
理由:素材表面に凹凸が多く、接着しやすい。
4.レーヨン



おすすめ度:★★★☆☆
正直レビュー:接着度合いは◎。接着剤を塗布した部分の生地が少し縮んでやや変色が見られて、少し硬くなる。
理由:素材に凹凸感があり、繊維間に入り込んで固まり、比較的しっかりとした接着力が得られます。
5. ポリエステル(リネン風)




おすすめ度:★★★☆☆
正直レビュー:スティックタイプは塗布した部分の変色は見られなかった。接着しているように見えたが、少し強めに引っ張ってみると剥がれた。生地によってはチューブとスティックの使い分けはあった方が良い。
理由:チューブの液状タイプは素材に染み込みしやすく接着が難しいので、スティックタイプを使いアイロンも充て布をしながら試したところ接着できた。
6. シルク



おすすめ度:★★☆☆☆
正直レビュー:接着度合いは△。引っ張ると剥がれるので仮止めに使用するのが良い。塗りすぎた部分がやや変色したので、塗布する際は薄く均一に伸ばすの作業に注意が必要。
理由:繊維が細かく、なめらかな素材のため、接着剤が生地の奥に吸い込まれ接着力が弱くなる。
7.ポリエステル(サテン)



おすすめ度:★★☆☆☆
正直レビュー:少し強めに引っ張ると剥がれた。接着剤を塗布した部分に変色が見られた。ポリエステルの中でもいろいろな生地感のものがあるので、試してみた方がベター。
理由:表面がつるっとしていて接着剤がなじみにくいため、接着力が弱くなりやすい素材だった。
8.ナイロン



おすすめ度:★☆☆☆☆
正直レビュー:貼り合わせた直後にあて布をしてアイロンをした後に重しで固定したが剥がれてしまうので、仮止めとしての使用が望ましい。
理由:素材に多少の凹凸感はあるが滑らかなので接着剤が浮いてくる。
9.ビニール


おすすめ度:☆☆☆☆☆
正直レビュー: すぐ剥がれてしまい、定着力が低いので不向き。
理由:素材表面が滑らかで接着しにくい。
まとめ
素材別|相性早見表
| 素材 | おすすめ度 | 使用目安 |
|---|---|---|
| コットン | ★★★★★ | 本接着向き |
| デニム | ★★★★★ | 本接着向き |
| 麻 | ★★★★★ | 本接着向き |
| レーヨン | ★★★☆☆ | 厚手対応 |
| ポリエステル(リネン風) | ★★★☆☆ | 変色注意 |
| シルク | ★★☆☆☆ | 仮止め |
| ポリエステル(サテン) | ★★☆☆☆ | 要テスト |
| ナイロン | ★☆☆☆☆ | 不向き |
| ビニール | ☆☆☆☆☆ | 不向き |
裁ほう上手は、布の端処理や縫い代の固定が手軽にできる、とても便利な接着剤です。
どんな布にも同じように使えるわけではなく、素材との相性や塗る量、しっかり固定したいのか仮止めなのかによって、仕上がりに差が出てきます。
失敗を防ぐためにも、まずは目立たないところで試し貼りをして、生地に合った使い方を見つけてみてください。
※本記事は、売場スタッフが実際にいくつかの素材で試した結果をもとにまとめています。
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