バッグやポーチ、Tシャツなどに、ステンシルや文字やイラストを自由に描ける布用の商品を弊社では扱っています。
布用ペンや布えのぐ、スプレータイプなど、さまざまな商品がありますが、「洗濯したら色が落ちない?」「布がゴワゴワしない?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、布に描ける5種類の商品を使い、描きやすさや発色、洗濯後の変化を比較してみました!

布に描ける商品に求められる条件
補修用で使用される方、イラストを布に描きたい方など、用途によって様々ですが、布へのインクのりが良くて発色が良く、ミスに濡れても色落ちがないのがベスト。この条件を満たすことが出来るよう、それぞれの特性を比較してみました。
今回の実験には帆布生地を使用しました。(こちらは実験時の結果をもとにした一例です。使用する素材や環境、条件などによって仕上がりや結果が異なる場合がございます。)
●布へのインクの乗り
●色落ち
●乾燥後の硬さ
●発色



手順
- 布に実際に描く:まず、布にそれぞれの商品を使用して描いていきます。インクの乗り具合によって、どういった作品作りに向いているかが分かります。
- 乾燥時間を待つ:インクをしっかり乾燥させます。約24時間程度を見ておきましょう。(※乾燥時間は商品により異なる)
- アイロン処理が必要なものにはアイロンを充てる:商品の説明にアイロンを充てることでインクの定着が高まる商品もありますので、乾燥後にあて紙・充て布をしてアイロンを充てます。
- 水に通し&洗剤で手もみ洗いをする:水に浸し、実際にインク部分に触れてみて確認します。
- 乾燥後のインク&生地の状態をチェック:布が乾燥したら、発色、色落ち(滲みやムラ)、塗ったところの硬さを見ます。
布に描ける最適なインクはどれ?
どのボンドが一番理想的なぷっくり感を出せるのか、使いやすさやなども考慮して、ご紹介します!布小物で製作したい作品に合わせて、お選びいただけるよう整理しました。
布スプレー



布に吹き付けるだけで簡単アートが出来るスプレー。不透明度が高く、ファブリックマーカーや布スプレーのカラー色を濃色布に使用する際の下地としてもお使いいただけます。思い通りの場所と思い通りの色の濃さになるように吹き付けるための技術が必要。噴射後数時間は放置し乾燥させた後に、充て紙をしながらアイロンかけることで定着力を高めることが出来る。噴射しすぎると生地がゴワついて固くなるので要注意。色落ちはなし。
- おすすめポイント:布を広範囲に色付けしたい場合、筆やペンで塗るよりも効率的。ステンシルシートを使用したり、スプレー特有のアート感が出る作品作りに最適。
布描きしましょ



ご家庭で洗濯できる水性顔料布用マーカーです。使用前に紙の上で数回ペン先をプッシュし、インクが出るまで待つ。インク乗りは良いが、滲みがやや気になる。発色良く、アイロン不要なので手軽で、水通し後の色落ちも見られないが、手もみ洗いをすると、乾燥後は色が薄くなった。ペン先がマーカータイプなので、細かく描きたい場合は別売りの替え芯(MV223-P )を使用したい。
- おすすめポイント: 布に描くビギナー向け商品。親子や学生向けのイベント用制作や名前ペンの代用でも使用できそう。
ファブリコマーカー



ペン先は便利なツインタイプ。布ににじまず、くっきり。アイロンで洗濯OK。インクの乾燥後にあて布をしてアイロンを充てたことで水通し後の色落ち・滲み等は見られずなかった。インク乗りは良く、ペン感覚で描けるため、文字や細かな模様が描きやすい一方で、乾く前に色を重ねると、ペン先の色移りや混色が発生する恐れがある。
- おすすめポイント: 布へ細かく描きこむ作品での使用がとても向いている。
布えのぐ



綿や麻、ポリエステル、デニムなどに描ける布専用の水性絵の具です。
さまざま布にしっかりと接着するが、生地の繊維が太い(生地の凹凸がある)場合は、インクのりがあまり良くないので、滲まない程度に水を混ぜて調整するのが望ましい。
おすすめポイント:ステンシル筆等を使用した作品の相性が良さそう。水通し後は滲みもなく、発色も良い。アイロンでの熱処理は不要なので、使いやすい。
セラムコート&テキスタイルメディウム



セラムコート2に対して、テキスタイルメディウムを1投入して混ぜて使用します。水性アクリル絵具と混ぜることにより、布への定着力を高める効果があります。
描いた絵が乾燥したら120度のアイロンを90秒あてていただくことで、ドライクリーニングしても色が落ちにくくなります。
- おすすめポイント: 描いた際のインクのりが非常によく、乾燥後の色落ちや滲み等も見らなかった。発色も良く、生地の硬さもない。
結論: 用途別で使い分けるのがおすすめ
今回、この実験をするまでは、いずれかのインクは水で落ちてしまうだろうと予測はしていましたが、結果的にしっかり乾燥させて必要に応じてアイロンを充てることにより、水通しや手洗い後でも耐水性があることが分かりました。このため、実際に生地にインクを付ける際のインクの密着度や描き心地等で、用途別でみていただけるとそれぞれの商品を選びやすくなるため下記のようにまとめてみました。
これからステンシルや布になにか描いた小物等の製作を検討されている方は、一度ご参考にしてみてください。
ステンシルにおすすめ…布えのぐ、セラムコート&テキスタイルメディウム
広範囲の塗布におすすめ…布スプレー、セラムコート&テキスタイルメディウム
名前描き&簡単なイラスト…布絵描きしましょ
繊細なイラスト…ファブリコマーカー、セラムコート&テキスタイルメディウム
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