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棒針編みって難しいの?
こんにちは
3F売場のYです。10月に入ってようやく朝晩が涼しくなってきましたね🍂
涼しくなってくるとお家で作りたくなるのが編み物。昨年からかぎ針編みのブームが続いていますが、最近よく聞くようになったお声が「棒針編みにも挑戦したい!」というもの。
棒針が出来るようになるとウェアなどの大作が編めるようになるので憧れの手芸の一つといっても良いのではないのでしょうか。
しかし「棒針は難しそう…」と思われがち。そこで、スタッフYが実際に棒針編みに挑戦してみました!
編んでいく中でスタッフYが実際に使用したアイテムや躓いたポイントをご紹介していきます(^^)/
どんな道具が必要なの?
ちなみにスタッフYの棒針編みの経験は小学生の時に少し編んだ程度。ほとんど初心者です。
今回は棒針ならではの模様編みに挑戦。シンプルなブランケットを編んでみます。
とりあえず必要になりそうな道具を集めてみました。
用意したものは
・棒針8号 ・棒針キャップ ・ニットマーカー
・縄編み針 ・ニッティングカウンター
です。
これらのアイテムがあればほとんどの作品に挑戦できます。
さっそく編んでいきます!!

どの図案にもある「ゲージ」って何?
編み図や本を見ると出てくるゲージをとるというワード。
かぎ針編みでは出てこなかった言葉です。
ゲージとは、“自分の編み目の大きさ”を確認することです。
同じ糸・同じ針でも、人によって「きつく編む」「ゆるく編む」の違いがあります。
そのため、作品のサイズを正しく作るために、まずは少しだけ試しに編んで、10cmの中に何目・何段あるかを数えます。
これを「ゲージを取る」と言います。
ゲージを取らずに作り始めてしまうと、サイズが合わなくなってしまう可能性大!必ず最初にゲージを取るようにしましょう。
ニットゲージを使用すると便利です。

編み図ってどうやって見たらいいの?基本の編み方は?
棒針の編み方はほとんど「表目」か「裏目」かの2つ。この編み方を応用することで様々な模様を作りだすことが出来ます。
では編み図のどの部分が表目でどの部分が裏目なのか?
実際に編み図を見てみましょう🧶

基本的に編み図の空白になっている四角が「表目」、横線が入っている四角が「裏目」です。
編み図によっては逆の指示になっている場合もあるので確認してから編み始めるのがポイントです⚠️
そして、スタッフYが躓いた最初のポイントが「編む方向によって指示が逆になる」ということ!
一体どういうことなのか?画像付きで詳しく説明いたします💦
棒針編みは右から左へ編んでいきます。
この向きは変わりません。
最初の一段目は右から左へ編み図の指示通り編んでいきます。
この時表目の指示なら表目、裏目の指示なら裏目で編みます。
そして端まで到達したら編んだ面の裏表をかえし、2段目をまた右から左へ編んでいきます。
ここで重要なことが、「偶数の段では裏側が表面になっている」ということ!
表裏が入れ替わっているので編み図の指示とは逆の編み方をする必要があります。


まとめると、
奇数段→編み図の指示通り、表目の指示なら表目、裏目の指示なら裏目で編む
偶数段→編み図の指示とは逆に、表目の指示なら裏目、裏目の指示なら表目で編む
ここを押さえておくと間違いがぐっと減ります。
今って一体どこまで編んだっけ…?段数を数え間違えないために
何段まで編んでいるかなんて覚えておけるはず!
と思ってどんどん編み進めていくと…いつの間にか無意識で編み進めてしまい、一体今が何段目なのか分からなくなってしまった!
という壁、意外とぶつかりがち。
この躓きポイントは編み物ツールで解決できます◎
①細かいカウントには目数段数計を使用する
こちらは一段進むごとにダイヤルを回し、今自分がどこの段を編んでいるのか把握できるようにするアイテムです。
こちらのアイテムを使用することで数え間違いを防いだり、作業を中断して再開するときにどの段から編み始めたら良いのかを簡単に把握することが出来ます。

②大まかな段数の把握にはナンバーマーカーを使用する
マフラーやセーターなど、100段を超える作品を編むとき、おおざっぱにでもいいから一目で何段目まで編んだのか把握したい!
という悩みが大きな作品になればなるほど起こりがち。
また、特にウェアなどの最後に閉じ合わせる工程が残っているものは閉じ合わせるポイントの段が分からなくなると最後の閉じ合わせの時にズレてしまうこともあります。
ナンバーマーカーを使用することで一目で大まかに何段目迄編んでいるのかを把握することが出来ます。
また、閉じ合わせる基準となる段にその段の数字のマーカーを付けると最後の仕立ての時にストレスなく作品を完成させることが出来ます。

模様編みに挑戦したけど模様がはじまる位置が分からなくなった…
棒針編みの醍醐味ともいえるアラン模様などの模様編み。
図案があるからはじまる位置は分かるだろうと思っていても…間違えてることに気付かず編み進めてしまい、その段の最後の編み目で目が多い/目が足りないことに気付いた!
という問題が起こったりします。
どこで間違えたのかもわからないので一段全て戻ってやり直し…なんてことも。
実はこんな失敗もニットマーカを使用することで解決することが出来ます。
模様がはじまる位置に目印として付けると、たとえ間違えたとしてもマーカーが付いているところまで戻れば解決なので効率よく編み進めることが出来ます。
シンプルな形も使いやすく便利ですが、ハートやお花の形なども可愛くてテンションが上がるのでお勧めです。



編み目がきつすぎたり、緩すぎたりしてバラバラ…何となく編地がガタガタになってしまった!
かぎ針編みでも棒針編みでも直面する問題が「編み目が揃わない」こと。
せっかく編んだのに仕上がってみるとなんだかガタガタになっていてガッカリ…
少しでも編み目が揃うようになるちょっとしたコツをご紹介。
編み目がきつすぎるとき
編み目がきつすぎるときの主な原因はこちら。
- 糸を強く引っ張りすぎている
- 針と針の間を詰めてしまっている
- 手の力が入りすぎている
- 針の太さが細すぎる
特に糸を強く引っ張りすぎていたり手の力が入りすぎていると、編み目がきつくなり、きつくなった編み目に無理やり棒針を入れようとしてまた力が入ってしまうという悪循環に落ちるケースがあるのです!
コツは
・力を抜いて編む意識を持つこと。
特に集中しすぎて姿勢が悪くなってくると力が入ってしまいます。姿勢が悪いなと思ったら意識してリラックスした体制で編むことが重要です。
・針の号数を大きくすること。
なかなか自分の手の力だけでは調整が】難しい場合は物理的に針の号数を大きくするのもポイントです。
自然と編み目が大きくなるので仕上がった時に極端に作品のサイズが小さくなってしまうこともありません。
編み目が緩すぎるとき
- 糸を引く力が弱すぎる
- 針を大きく動かしすぎている
- 針が太すぎる
- 糸のテンションが一定していない
こちらで初心者し起こりがちなミスは針を大きく動かし過ぎていること。余分に糸が引っ張られてしまい、編み目が自然と大きくなるので緩い仕上がりになってしまいます。
コツは
・編むリズムを覚えること。
慣れないうちから大きな作品に挑戦してしまうとだんだん編みあがってきたときに作品に重さが出てきてついつい針を大きく動かしながら編んでしまいます。
はじめは小さな作品で、手にしっかりと編むリズムを覚えさせることで大きな作品挑戦した時も、一定のリズムできれいに編むことが出来ます。
まとめ
こちらのコラムでご紹介した失敗例や便利アイテムは実際にスタッフYが棒針編みに挑戦してみてぶつかった壁や困りごとです。
編み方自体は各毛糸メーカーさんから出ている基本の編み方の動画を見ると意外と簡単!
最初は表目と裏目から入れば、あとはそれの応用です。
棒針を難しいと思わず、便利なアイテムなどもたくさん使って是非挑戦してみてくださいね♪
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