みなさんこんにちは。3F売場のYです。

最近店頭で「刺繍やったことないけど挑戦してみたくて…でもハードルが高いかな?」とご質問をいただきます。

同じ刺しゅうでもクロスステッチであればなんとな~く出来そう!というイメージがあります。

しかし、やはり刺繍といえばみなさまのイメージにあるのはフランス刺しゅうではないでしょうか。

様々なステッチを駆使して華やかなモチーフを作るフランス刺繍。

難しそうなイメージがありますが、全部のステッチを覚える必要はありません。

基本のステッチを覚えるだけでもいろんなモチーフを刺せるようになりますよ♪

今回は最初に覚えると便利で汎用性のあるステッチをいくつかご紹介いたします。

そもそもフランス刺しゅうのステッチって何種類あるの?

フランス刺しゅうのステッチは、「全部で○種類」と決まっているわけではありません。

基本ステッチから応用・装飾ステッチまで含めると、100種類以上あると考えられています。実際に、刺しゅうの教材でも100種類のステッチを体系的に学ぶカリキュラムがあります。

一方で、作品づくりでよく使われるのはそれほど多くありません。

  • 初心者が最初に覚えたい基本ステッチ:約10~20種類
  • よく使われる定番ステッチ:約20~30種類
  • 装飾・立体表現を含めると100種類以上

というイメージです。

基本だけでも20種類もあるの!やる気をくじかれそうになりますが、日本で一般的に販売されている刺繍の本はここまで沢山のステッチは使用していません。

スタッフYの体感では多くても10種類もないイメージです。(書籍によります)

ステッチの特徴を知ることが上達への近道

刺しゅうを始めたばかりの頃は、「どのステッチを使えばよいのかわからない」と迷うことも少なくありません。しかし、それぞれのステッチには適した用途があり、特徴を知ることで図案に合わせた選び方ができるようになります。

まずは基本的なステッチの特徴や使いどころを理解することが、美しい作品づくりへの近道です。慣れてくると、複数のステッチを組み合わせて表現の幅を広げられるようになります。

ステップ①アウトラインステッチ

アウトラインステッチとは

まず最初に覚えたいのがアウトラインステッチ。

アウトラインステッチは、なめらかな曲線や輪郭線を美しく表現できるステッチです。糸がロープのように連なって見えるため、やわらかく立体感のある仕上がりになります。

花や葉の輪郭、植物の茎、イラストのアウトライン、文字など、さまざまなモチーフに使われることが多く、初心者にも取り入れやすいステッチです。

糸を常に同じ方向に保ちながら刺し進めることが、美しく仕上げるポイントです。多くの図案で活躍する便利なステッチといえるでしょう。

刺し方の解説➀
刺し方の解説➁

応用するとこんな風になる!

アウトラインステッチは「線」を表現するステッチですが、実は「面」を埋めるステッチにも応用できます。

なかなか面を埋めるのは根気がいりますが、ステッチ自体は簡単なのでハードルは高くありません。

「面」を埋めることでステッチの表情を活かすことができます。

アウトラインステッチの応用
アウトラインステッチの例

ステップ②チェーンステッチ

チェーンステッチとは

チェーンステッチは、鎖が連なったような模様が特徴の基本ステッチです。

花や葉の輪郭、茎、文字の装飾はもちろん、線を描くだけでなく、刺し目を並べて面を埋めることもできます。

きれいに仕上げるためには、チェーンの大きさをそろえ、糸を引く力加減を一定に保つことがポイントです。基本を身につけると、さまざまなモチーフやデザインに活用できる、表現の幅が広がるステッチです。

ステップ③レゼーデージーステッチ

レゼーデージーステッチとは

レゼーデージーステッチは、輪になった刺し目を留めて花びらのような形を作る基本ステッチです。花びらや葉を立体的に表現できることから、フランス刺しゅうでは花や植物のモチーフによく用いられます。

シンプルな刺し方ながら存在感があり、作品にかわいらしく華やかな印象を与えてくれるステッチです。

きれいに仕上げるには、花びらの大きさや向きをそろえ、糸を強く引きすぎないことがポイントです。

刺し方の解説

応用するとこんな感じになる!

こちらのステッチは応用するとこんな風に花を作ることもできます。花びらの枚数を変更するだけでも仕上がりの雰囲気はかなり変わりますよ♪

また、真ん中の空間が気になる場合はストレートステッチを加えるだけでまた雰囲気が変わります。大きくステッチする場合はこの応用がおすすめです✨

お花のようになったステッチ
ストレートステッチを足した様子

ステップ④フレンチノットステッチ

フレンチノットステッチとは

フレンチノットステッチは、糸を針に巻き付けて小さな結び目を作る基本ステッチです。

花の中心や木の実、つぼみ、動物の目などのワンポイントを表現するほか、複数並べて刺すことで模様や面を埋めるデザインにも活用できます。

きれいな結び目を作るには、糸を巻く回数をそろえ、糸を軽く張った状態で針を引き抜くことがポイントです。基本を身につけると、花や植物をはじめ、動物や風景など幅広いモチーフの表現に役立つステッチです。

ステッチの刺し方①
ステッチの刺し方②

同じ本数でも巻く回数でこんなに変わる!

フレンチノットステッチは同じ本数で刺していても糸を針に巻き付ける回数によって玉の大きさが変わります。

または、同じ回数で巻き付けていても糸の本数で玉の大きさを変えることも出来ます。

図案に合わせて替えるとお花などがより一層自然に表現できます。

3本取りで巻数を変えて刺しています
フレンチノットステッチの例

最初はバックステッチだけ…それでも刺繍です♪

色々なステッチを覚えたけどうまく使えない…そんな時はバックステッチだけで図案の線をなぞるように刺すだけでも十分刺しゅうです✨

「針を手に取る」ことが楽しいと思えることが刺繍を始めるための第一歩となります(*^^*)

バックステッチだけでも、使用する糸を変えるだけでいろんな表情の作品を作ることができますよ🙌

糸も様々な種類があります。

・ラメ糸

・ウール糸 細

・ウール糸 太

・グラデーションの糸

・サテンの糸

同じ図案を練習として刺し比べてみるのもおすすめです!

様々な刺しゅう糸

最初は何を刺そう?迷ったら…

とりあえず刺繡をとにかくやってみたいけれど、何を刺そう…

迷った時のスタッフYのおすすめはCOSMOさんから出ている100ネエサンという刺しゅうのシリーズ。

こちらは事前にネエサンの図案が生地に印刷されています。

ネエサンの図案にステッチを刺して、おしゃれな服を刺繍で作るというものです。

こちらのコラムでご紹介したステッチを使用するだけでもかなりいろいろな服をステッチすることができます。

100ネエサンイメージ(メーカー様画像使用許可済み)

また、日本では刺繡の書籍が非常にたくさん販売されています。

難易度は気にせず、とりあえずかわいい!と思った本を1冊購入するだけでその後のモチベーションにもなります。

意外と本をゆっくり見ていると、それほど難しいステッチはありません。

図案全部を刺すのではなく、一部のモチーフだけ刺してみる、というやり方もおすすめです。

ぜひ、様々な刺繍に挑戦してみてくださいね🌸

みなさまのご注文・ご来店をお待ちしております!

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