みなさんこんにちは!本館5F売場のHです!

大変お待たせいたしました!!
待望のセラムコートが入荷し、今、在庫が充実しています✨
ぜひこの機会にトールペイントを始めるために必要なアイテムや、悩み解決役立つ商品についてご紹介します。

トールペイントとは

トールペイント

ヨーロッパの伝統的な装飾技法を土台に、木やブリキ、ガラス、陶器、布などさまざまな素材に絵を描くクラフトです。

ヨーロッパの伝統装飾技術をベースに、移民の人々によってアメリカに持ち込まれたという起源があります。

アクリル絵具や油絵具(オイルペイント)を使って、説明通りに図案に色を重ねていき、表札、看板、季節のイベントの装飾など、生活を彩るアートとして活用されています。

ちなみに、トールペイントではアクリル絵の具を使う方とオイル絵の具を使う方がいらっしゃいますが初心者の方には、アクリル絵の具の方がオススメです。
その理由は、アクリル絵の具の方が濃度が薄く筆で描いたり塗ったりする際にスルスルと筆が扱いやすくなっているからです。

途切れず、スルスルと描けるのはセラムコート!

また、普通のアクリル絵の具とトールペイント用のアクリル絵の具(セラムコート)の違いは、セラムコートの方が濃度がより薄く作られている点に違いがあります。

アクリル絵の具とオイル絵の具の違いについては表で詳しくご説明します♪

アクリル絵の具オイル絵の具
乾き方乾きは早い。薄く塗った後数分の内に乾き、厚塗りの場合は1~2時間ぐらいでほとんどが乾く。乾きは遅い。夏と冬でも乾燥時間はかなり違う。夏:薄塗りの場合は、1日、厚塗りでは、2日~10日かかる。※シッカチーフなどの乾燥を速める溶剤を入れると乾燥速度を調整することが出来る。
重ね塗り乾いていれば、何度でも重ね塗りOK。※ただし、紫系や赤系を下に塗ったあと、白などを重ねると下の色が浮き出るため、薄い色から塗る必要がある。可能です。下の絵の具が乾いていない場合の重ね塗りの技法と、乾いている場合の重ね塗りの技法がある。
透明度種類やメーカーによっても違う。クラフト系は、ほとんどが不透明。アート系は、チューブに透明、半透明、不透明の表示があるものがあります。絵の具の色によって透明度が違う。
混色混色可能です。特に制限はありませんが、メーカーや種類の違うものは混ぜない方が良いでしょう。混色可能です。制限を設けているものもありますが、実際に混色しても問題が起こることはありません。
盛り上げ盛り上げができます。ただ、乾燥が遅いので、下の色が乾いてからでないと混ざってしまいます。盛り上げができます。ただ、乾燥が遅いので、下の色が乾いてからでないと混ざってしまいます。
耐水性(乾燥後)耐水性です。耐水性です。
耐久性表面の強度は非常に強く、経年劣化はほとんど見られません。クラフト系は紫外線に弱く、色は退色しやすいので、保護するためには上からバーニッシュを塗る必要があります。強度はありますが、アクリル絵の具のような柔軟性はありません。経年により、絵の具の柔軟性は徐々に無くなり、基礎の形状が変化した場合にひび割れ剥離等が起きてきます。

トールペイントの必要道具について

〈トールペイントの工程〉

  1. 描くデザインを決めてその素材や用具、絵の具などを揃える
  2. トレーシングペーパーに図案を描く
  3. 白木をサンドペーパーで研磨して滑らかにした後に、オールパーパスシーラー(JO302-SE)を塗り、木の表面に絵の具が定着しやすくする
  4. 白木の上に転写紙、その上にトレーシングペーパーを重ねて、トレーサーで図案をなぞって白木に転写させる
  5. ペイントをする
  6. 仕上げにニスを塗って乾いたら完成!
トールペイントの必要道具

トールペイントをするうえで欠かせない道具やあったら便利な道具についてご紹介します。初心者のかたでもこの記事を見れば揃える道具が一目でわかります♪
始めたいけど「何から揃えればいいかわからない。」「トールペイントはよくするけど、何かもっと便利な商品が知りたい」と思っている方に!

必要アイテム その①セラムコート

セラムコート

〇品番:DT-色番 (例:DT-2001)
〇容量:59ml

発色・定着力ともすぐれ、色も豊富です。

セラムコートとは?

最もポピュラーなトールペインターのための水性アクリル絵具です。
木はもちろん、布・キャンバス・ブリキ・紙・プラスチック・セラミックなどに適しています。
また特徴として、重ね塗りができます。

セラムコートはどれくらい重ね塗りができますか?また、下の色は全く映らないですか?

乾きが早く厚塗りでも1~2時間ほどで乾きます。乾いていれば、その上からでも重ね塗りが可能です。ただ重ね塗りをする際は、薄い色から順に重ねないと下の色が浮き上がってくる場合があります。

いつまでも鮮やかな状態を保つことは可能ですか?光、太陽光による色の退色・劣化はありますか?

表面の強度は強い経年による劣化は見られにくい耐久性があるのが特徴ですが、クラフト系の絵具は紫外線に弱いものもあるので保護するために上から専用ニスを塗るのが望ましいです。

当社、セラムコートの取り扱い色は約80色!

Chuko Onlineでお取り扱いしている色は全部で約80色となっております。
パールカラーやメタリックカラーもございます!(パールカラーは2601、2614/メタリックカラーは2603、2604)

セラムコートカラー①
セラムコートカラー②

●セラムコート(絵の具)の保存方法は??

絵の具で良くあるのが、久しぶりに出した時には分離していたり、使い切るまでに固まっていたり、、、
分離の段階では、まだ容器を振って中身が混ざると使うことは出来ますが、完全に固まってしまうと使用できません。

理由は、アクリル絵の具は水溶性ですが、乾くと優れた耐水性を持つ事が特徴の絵具です。”乾くと水に強い!”という性質は、一度乾くと”水と混ざることはない”ということにもなるのです。
そこで、アクリル絵の具が固まるのを遅らせる保存方法をご紹介!

1.乾燥を避ける必要があるので、絵の具をしまっている箱の湿度を保つ。
水場の近くで保存をおすすめします。

2.絵の具の使用後、フタについて固まっている絵の具を完全に取る。
このひと手間で容器に空気が入ることを防ぐことが出来ます。

3.低温よりも常温、高温の方が水分が蒸発しやすいため、乾燥を避けるためにも冷蔵庫などで保存するのも良いかもしれません。

セラムコートと素材の相性について

素材相性
綿△ ※テキスタイルメディウム(JO305)などの布に絵の具を定着させる溶剤を使うと○

△ ※テキスタイルメディウム(JO305)などの布に絵の具を定着させる溶剤を使うと○

△ ※テキスタイルメディウム(JO305)などの布に絵の具を定着させる溶剤を使うと○
ポリエステル
△ ※テキスタイルメディウム(JO305)などの布に絵の具を定着させる溶剤を使うと○
木製
ガラス
プラスチック
ブリキ・金属
セラミック

Chuko Onlineオンラインストアでご注文

Chuko Online

必要アイテム その②筆/スポンジ

トールペイントには欠かせない筆。筆には様々なタイプがありますが、どの筆が何に適しているかも一緒にご紹介いたします♪

筆で描く際の技法があることが特徴のトールペイント、筆選びは慎重に!🧹

筆…アップルゴールデンタクロン

ほとんどの絵の具に幅広く順応し、表現力豊かな筆として愛用されています。

また、筆用に開発された太さの異なるナイロンの毛を混ぜ合わせ、それぞれの筆に適する毛腰(もうよう)※¹に調節した筆です。 ※¹毛腰(もうよう)…ブラシの剛性

シェーダー筆

シェーダー

〇品番:2600S-0~8

トールペイントで最も使用する筆となります。
ダブルローディング、サイドローディング、Sスロークやカンマストロークなど描けます。
また、広い部分を塗るのにも適しています。

フィルバード筆

フィルバード

〇品番:2600KFS-2、4、6

両端が丸くカットされた平筆と丸筆の良いところを兼ね備えた筆です。
花びら・葉・鳥の羽根などを描くのに適しています。

ライナー筆

ライナー

〇品番:2920-10-0、2920-0、2920-2

最もシャープな直線・曲線を描けます。
筆圧の調整により太い線・細い線を描くことができます。絵の具を水で薄めて描くと長い線が描けます。
穂先が短いのでコントロールしやすくなっています。

ラウンド筆

ラウンド

〇品番:2700-0~4、6、8

筆圧を加減することで太描きから細描きまで色々なバリエーションが楽しめます。
号数の調整により細かい作業にも使用できます。
カンマストローク、Sストロークに使用します。

トールペイントには、筆使いの技法(ストローク)があり、描く作品には必ず指定された筆でその技法駆使して描くルールがあります。(トールペイントの本では作品紹介時に必ず、カラー、筆、ストロークが紹介されています)

ストローク(技法)名方法
ダブルローディング筆の穂先の両方に別々の色の絵の具をつけてパレットでなじませてから描きます。
サイドローディング筆の穂先の片方に絵の具を受けてパレット上でなじませてから描きます。
Sストローク筆の先の角を使いながらSの字に描きます。
カンマストローク筆の先で英文字記号の「,」カンマを描きます。
主なストロークについての表
スポンジブラシ 使い方

スポンジブラシ

〇品番:Y54281~4

弊社オリジナルのスポンジブラシ(Y5428のシリーズ)は広い面性も薄くむらなく塗れるのでシーラーやベースコートを塗る時に適しています。

必要アイテム その③ニス

ニスには、つやタイプ、マットタイプとサテンタイプがあります。
特徴についてもご紹介します♪

1.つや(グロス)タイプ

〈特徴〉光沢のある仕上がり。発色が鮮やかではっきりします。
黄変しにくく堅牢で、摩耗に強い表面仕上げが可能です。

ポリウレタングロスニス

ポリウレタングロスニス

○品番:JO301-G

2.マットタイプ

〈特徴〉つや消しの仕上がり。しっとりと落ち着いた仕上がりでアンティークな風合いによく合います。
初心者にも扱いやすい水性のつや消し仕上げ用ニスです。
乾くと堅牢になって摩耗に強く、表面が黄変することもありません。

ポリウレタンマットニス つや消しニス

ポリウレタンマットニス つや消しニス

○品番:JO301-M

3.サテンタイプ

〈特徴〉半つや仕上げ。グロスとマットの中間です。
水性で非常に強い表面になります。適度な光沢感を出します。

上手に塗るコツは、柔らかい筆で泡立たないように塗ります。1回塗り終わった後、乾いてから2回、3回と重ね塗りしてください。

ポリウレタンサテンニス

ポリウレタンサテンニス

○品番:JO3856

必要アイテム その④図案用品

転写紙

水で消えるためそのまま描くことができます。
紙、布、木、合皮、プラスチック、ガラス、陶器等にも描けて書き直しもできます。

転写紙

〇品番:NS467~469
〇サイズ:44×30cm

トレーサー 鉄筆タイプ

弊社では、刺しゅう用品としてお取り扱いしていますが、トールペイントの図案写し用と同じものとなっております。

トレーサー 鉄筆タイプ

〇品番:CL21-083

トレーサー 金属へら&鉄筆

ヘラと鉄筆が一緒になった万能ツール
細かい作業にピッタリの小さめの金属製ヘラ、手芸からペーパークラフトまで広い用途で使える0.9mmの鉄筆。

トレーサー 金属へら&鉄筆

〇品番:CL21-084

マスキングテープ

図案を移す際に紙がずれないようにするためのアイテムです。

マスキングテープ

〇品番:NS151、NS152、NS155
〇サイズ:幅6mm・幅12mm・幅24mm

必要アイテム その⑤ブラシタブ

筆を洗う水入れは必須ですが、トールペイント特有のものとしてブラシタブというものがあります。 これは筆の付け根に絵の具が溜まりやすいので、それを取り除けるように凸凹がついたものです。

ブラシタブ

筆洗い ブラシウォッシャー

〇品番:NKZ7365
〇サイズ:230×120×110mm

必要アイテム その⑥パレット

絵の具を出したり、筆を整えたりするのに必要なのがパレットです。
セラムコートなどの水性アクリル絵の具を使用するときは、紙パレットが必要です。
紙パレット以外だと、ウェットパレットなどを使用します。

水性アクリル絵の具は乾かないうちは水で洗い落とせますが、乾燥してしまうと取れなくなります。
そのため使い捨て出来る紙タイプのパレットか、乾燥を防ぐウェットタイプのパレットをご使用ください♪🎨

ペーパーパレット
アクリル絵の具

【NEW】ペーパーパレット

〇品番:GA02204
〇サイズ:15×30.5cm
〇20枚綴り

トールペイントでの悩みをQ&Aで解決!!‐役立つ商品もご紹介-

乾燥すると落ちにくい水性アクリル絵の具。次に使うときこびりついて取れない絵の具。。。
そんな時の便利アイテムは、、、

A.便利アイテム その①スーパークリーナー

スーパークリーナー 水性筆洗液

スーパークリーナー 水性筆洗液

〇品番:TOL-SC120
〇容量:120ml

強力な洗浄力を持ち、臭気や火気引火の危険が全くない水溶性・非石油系のクリーナーです。また環境に優しいクリーナーです。

また、こんなものにも使えます!!

・油絵具
・アクリル絵具
・筆
・パレット

パレットに固まって取れなくなった油絵具やアクリル絵の具でお困りの方にも役立つ商品となっております♪

ペイントしたい物が布だったとき、一度はよぎる、洗濯して取れないのかな?という疑問にご紹介したい便利アイテムは、、、

A.便利アイテム その②テキスタイルメディウム

テキスタイルメディウム

テキスタイルメディウム

〇品番:JO305
〇容量:236ml

テキスタイルメディウムは、布への定着力を強め、洗濯しても色落ちしにくくなります。

※アクリル絵の具、オイル絵の具、木製品、ガラス、布用とあらゆる種類のメディウムがあります。
用途に適したものをご使用ください。

〈使用方法〉
絵の具と1:1の割合で混ぜて使用します。乾燥させてから120℃のアイロンで1分半ほどあてて熱処理をする。
※使いすぎは布が硬くなる場合がございます。

ちなみに、布以外に適する定着剤もございます‼

オールパーパスシーラー

オールパーパスシーラー

〇品番:JO302-SE
〇容量:237ml

木やブリキ、ガラス、陶器などの絵具の定着をよくするアイテムになります。

A.テキスチャーペーストがおすすめです。
水で溶いて柔らかくしたり、絵の具と混ぜて下塗りすることもできます。

テキスチャーペイスト

テキスチャーペイスト

○品番:JO306
○容量:325ml

トールペイントは生活を彩る手芸

トールペイントは特に日常的な生活用品に絵を描いて楽しむことが多く、カラフルで親しみやすいデザインが特徴です。また、特別な技術を必要とせず、初心者でも簡単に楽しむことができるため、今でも多くの人に愛されているクラフトの一つです。

ぜひ芸術の秋のおともに始めてみませんか?🍂🧹🎨

トールペイントの作品
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