フリースタイルファスナーとは?

「ファスナー付けはむずかしい」「長さが合うファスナーが見つからない…」
そんなお悩みを解消してくれるのが、今回ご紹介する フリースタイルファスナー です。

フリースタイルファスナーは、

  • 好きな長さにハサミでカットできる
  • 布端にまっすぐ縫ってからスライダーを通すだけ
  • カラー展開が豊富で作品のアクセントになる

という、これまでのファスナーの“めんどう”をぐっと減らしてくれるアイテム。
ポーチやバッグはもちろん、クッションカバーやお道具袋など、さまざまなハンドメイド作品に使える 新感覚のフリーカットファスナー です。

フリースタイルファスナーのここが便利!

① 好きな長さに自由にカットできる

一般的な完成ファスナーは「20cm」「30cm」など長さが決まっていますが、フリースタイルファスナーはロール状。作りたいサイズに合わせて、必要な長さだけカットして使えます。

  • 「市販のファスナーだと少し長い/短い」を解決
  • 作品ごとに長さを合わせられるのでオーダー感覚

「このポーチ、もう少し大きくしたい」という時にもぴったりです。

② スライダーを後付けできるから縫いやすい

通常のファスナーは、スライダーが付いた状態で縫う必要がありますが、フリースタイルファスナーは スライダーを後から通せる のが大きな特徴。

  • まずはテープ部分だけを布にまっすぐ縫う
  • 最後にスライダーを差し込むだけ

とてもシンプルな構造なので、ミシン初心者さんでもファスナー付けのハードルがぐっと下がります。

③ カラー&バリエーションが豊富

ベーシックカラーから差し色に使えるビビッドカラーまで、テープの色が豊富なのも魅力。ファスナーを“隠す”のではなく、あえて“見せるデザイン”として楽しめます。

  • シンプルな布地にカラーファスナーを合わせてポイントに
  • 表布と同系色でまとめて大人っぽく仕上げる

など、作品の雰囲気に合わせて選んでみてください。

基本の付け方|今回は簡単ポーチを作ってみます♪

STEP1 仕上がりサイズ+ゆとりで長さを決めてカット

  1. 完成させたいポーチの口の長さを測ります。
  2. その長さに、左右それぞれ1~2cm程度のゆとりを足した長さでファスナーをカットします。

ポイント:
初めからぴったりにしようとせず、少し長めにカットしておいて後から整える と失敗しにくくなります。

STEP2 布とファスナーを中表に合わせて縫う

  1. 表布とフリースタイルファスナーを「中表(おもて同士が内側)」になるように重ねます。
  2. 布端とファステナーテープの端をそろえ、待ち針やクリップで止めます。
  3. ミシンで端から5〜7mmほど内側を、ゆっくりまっすぐ縫い合わせます。

コツ:

  • ミシンの押さえの端や針板の目盛りをガイドにすると、縫い線が曲がりにくくなります。
  • ファスナー押さえがあればさらに縫いやすく、ステッチもきれいに仕上がります。

STEP3 反対側も同じように縫い合わせる

もう一方の布も、STEP2と同じ要領で縫い付けます。
このとき、ファスナーテープがねじれていないかを事前にチェックしてから縫い始めるのがポイントです。

STEP4 スライダーを通してファスナーを完成させる

  1. 2本のファスナーテープの端をそろえ、少し段差をつけて重ねます。
  2. スライダーを斜めに差し込むようにして、両方のレールに通します。
  3. 端から端まで何度か動かして、噛み合わせにズレがないか確認します。

もし途中で外れてしまう場合は、

  • テープ端の段差を少し変えてみる
  • 片方ずつゆっくり差し込む
    などを試してみてください。
ななめから見るとこんな感じ

STEP5 ポーチの形に縫い合わせたら完成!

ファスナーがきちんと動くことを確認したら、あとはいつものポーチと同じ手順です。

  1. 表布同士・裏布同士を中表に合わせる
  2. 底と両サイドを縫い合わせる
  3. 角を整え、表に返して形を整えれば完成です

ファスナー付きとは思えないくらい、あっという間に 簡単ファスナーポーチ が作れます。

ひっくり返して完成!

ミシン初心者さんが失敗しにくくなるコツ

針と糸の太さを生地に合わせる

キルティングや厚手生地には、11〜14番くらいのミシン針と、やや太めのミシン糸がおすすめです。
生地とファスナーを重ねた部分も無理なく縫えて、目飛びや糸切れを防いでくれます。

縫う前に一度アイロンで落ち着かせる

ファスナーを縫い付けたあと、テープと布をアイロンで軽く押さえてからステッチをかけると、うねりやツレが出にくくなります。仕上がりの印象がぐっときれいに。

失敗してもやり直しやすい

フリースタイルファスナーは、スライダーを後から付けられるので、縫い直しもしやすいのがうれしいポイント。
「少し曲がってしまった…」という時は、無理にそのまま進めず、早めにほどいてやり直すのがおすすめです。

こんな作品づくりにおすすめです

フリースタイルファスナーは、ポーチ以外にもさまざまな作品に活用できます。

  • 通帳ケース・母子手帳ケース
    通帳や母子手帳にぴったり合わせたサイズで作れるので、用途に合ったオリジナルケースが作れます。
  • トートバッグやサブバッグの口
    「中身を見せたくない」「貴重品を入れるのでしっかり閉じたい」バッグに便利。バッグの口寸法に合わせて自由にカットできます。
  • クッションカバー
    大きなクッションでも、長さを気にせず使えるので作りやすく、季節ごとの模様替えにもぴったり。
  • こどものペンケース・お道具袋
    カラフルなテープ色を選べば、持っているだけでうれしくなるデザインに。新学期グッズづくりにもおすすめです。
  • ワークショップ用の簡単キット
    短時間でも完成しやすいので、イベントや教室でのハンドメイドワークショップにもぴったり。ファスナー付けの達成感を味わってもらえます。

こんな方に使ってほしいアイテムです

  • ファスナー付けが苦手で、いつも避けてしまう
  • 初めてファスナー付きポーチやバッグに挑戦したい
  • 既製品のファスナーでは長さが合わず、いつも妥協している
  • 教室やイベントで、初心者さん向けのキットを探している

という方には、ぜひ一度お試しいただきたいファスナーです。
「ファスナー付けって意外と簡単なんだ!」と感じていただけるはずです。

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