みなさんこんにちは。3F売場のYです。
今回は弊社でも少しずつ取扱いしていることが認知されてきたZWEIGARTについて触れていきたいと思います!
ZWEIGARTとはそもそも何なのか?それについてはこちらのコラムをチェック✅
ドイツ生まれの刺繍生地「ZWEIGART(ツヴァイガルト)」ってどんな生地?
目次
ZWEIGARTの生地を知る——ZWEIGARTを使用することのメリットは?
刺しゅうを楽しむ方なら、一度は耳にしたことのある「ZWEIGART(ツヴァイガルト)」。
ドイツの高級刺繍生地のメーカーの名前です。
「気になってはいるけれど、そんな高級な生地扱いきれるかな…」
「まだ刺しゅうを初めて間もないし、自分が使うにはもったいないかも?」
と思われている方、そんなことは全くないのです🙂

今回は、当店でも取り扱っている生地ラインナップの中から生地の特徴や違いを深掘りしてみたいと思います。
似ているようで全然違う!ZWEIGARTの生地の種類
ZWEIGARTは刺しゅう用の生地でもかなり多くの種類を展開しています。弊社ではその中から特に国内でもよく使用されている生地を中心に扱っています。
①LUGANA(ルガナ)
ポリエステルとビスコースの混紡で、やや厚みのあるしっかりとした布地。25カウント(約10目/cm)なので、他の生地より目が少し大きく、刺しゅう初心者だけどイラストのような仕上がりの作品を刺したい!という方でも扱いやすい生地です。布目が整っていて刺しやすく、しなやかな肌触りも特徴。
クロスステッチ用の生地なので織りの目は大きく、見えやすくなっています。
その為、フランス刺しゅうに使用してしまうと織の間に上手く張りが刺さらず、図案通りに刺すのが難しくなります。
クロスステッチ用の生地として使用するのがオススメ!

頑張ればこんな写真のような大きな作品もできてしまいます😎

②BELFAST(ベルファスト)
リネン100%でナチュラルな風合いが魅力のBELFAST。32カウント(約11目/cm)で、刺しゅう糸の色が映える繊細な織り目が特徴です。初心者から上級者まで扱いやすく、作品に品のある雰囲気を与えてくれる生地です。
リネン独特のネップ(節)がアクセントとなり、作品にナチュラルな奥行きを演出してくれます。リネン生地は織が不揃いになりがちですが、ZWEIGARTのリネン生地は正確な織を保っています。
こちらの生地が紐釦では一番人気。フランス刺しゅうにもクロスステッチにも使用できます。
また、ハーダンガー刺繍にも使用されることの多い生地です。

③ MURANO(ムラーノ)
コットンとビスコースの混紡で、28カウント(約11目/cm)。
LUGANAより少し目が細かくなります。
LUGANAに似た構造を持ちながら、よりやわらかでドレープ感のある仕上がりが特徴です。
刺しゅうだけでなく、パッチワークや布小物など幅広い用途で楽しめる万能生地です。
紐釦では現在白色のプリカットのみ扱っています。

④EDINBARA(エジンバラ)
36カウントと、BELFAST(32カウント)よりもさらに細かい布目なので、繊細なデザインや1本取りのステッチにおすすめ。
サテンステッチやハーダンガー刺繍のような細かい技法を楽しみたい方にもぴったりです。
紐釦では白とナチュラルのプリカットのみ扱っています。

⑤NEWCASTLE(ニューキャッスル)
BELFASTと同じリネン100%ですが、40カウントと繊細で、細かいステッチや上級者向けのデザインに最適です。
繊細なモチーフやモノトーンの作品など、布目が小さいからこそ表現できる繊細さが魅力。繊細なレースのような作品に挑戦したい方には特におすすめです。
また、無理に一目に一刺しするのではなく、4目を1目とカウントして刺すと、生地の目は目立たないのにクロスステッチの作品は綺麗に見える、という利点もあります。
この刺し方については下記で解説!
紐釦では50cm単位カットの白のみを現在お取り扱いしています。

⑤AIDAテープ
刺しゅう初心者から大人気のAIDA(アイーダ)のテープタイプ。
布端がきれいに処理されており、クロスステッチのブックマークやリボン、アクセサリー作りに最適です。カットした後のほつれを気にせず作品作りを楽しめるのが嬉しいポイントです。
こちらは14CTなので刺しゅうした際クロスステッチ感が高く、刺しゅうの良さが出る目の大きさです。

同じZWEIGARTでも、使い分けで作品の表情が変わる!
同じメーカーの布でも、素材や織り、目数が違うだけで作品の印象は大きく変わります。
例えば…
BELFASTやEDINBARAならリネンの自然な風合いで上品に。
LUGANAやMURANOなら安定した布目で刺しやすさを重視。
NEWCASTLEなら極細目で繊細な表現を。
AIDAテープなら手軽に作品作りを。
選ぶ生地によって作品の雰囲気は意外と大きく変わるのです!
細かい目の生地を使ってみたい!でも…目がさすがに細かすぎる
細かい目になればなるほど特にクロスステッチは作品の仕上がりがイラストのように美しくなります。
しかし、その分目が見えづらくなるということ…
筆者も40CTの布に何度か刺しゅうしましたが、刺し間違えなしで作品を仕上げるのは不可能に近いです🤣
そんな時におすすめしたい刺し方が、上記で説明していた4目をまとめて1目と数えて刺してしまうこと!これで倍以上の目の大きさになります。
40CTで4目を1目と数えるならその半分の目の大きさになりますので20CTの目の大きさ。
36CTで4目を1目と数えるなら18CTの大きさ。
詳しい刺し方を写真で解説!


このような技法で刺すと、しっかり刺繍は刺せながらも、作品に仕立てたり飾った時に生地の織は細かい為目立ちません。
国産の生地でここまで目が細かいものは無いので、ZWEIGARTの生地を使用してこそ出来る作品です!
新商品&BELFAST新カラー入荷予定
実は…今後、新商品とBELFASTの新カラーが入荷予定!
BELFASTは色番が101、白色より少し淡いオフホワイトカラーが登場します。実はこちらは何人かのお客様よりご希望をいただいていたカラーなんです!ステッチャーさんに人気のお色なんだとか。
こちらはカット売りとプリカット両方をお取り扱いいたします。
新商品はリネン素材のテープ。
約8CM幅を入荷予定です。
刺しゅうしてそのままテーブルのセンタークロスにしたり、カルトナージュの作品、服の袖口の装飾などにも使用できます!
入荷予定は秋頃🍁
楽しみにお待ちくださいませ♪

生地の違いを知って作品の幅を広げましょう
今回ご紹介した通り、ZWEIGARTは刺しゅうの生地だけでも何種類もございます。
弊社で扱っていない種類もまだまだたくさんあるのです!
自分が最終的に作品を何に仕立てたいかで生地を選ぶのがおすすめです💛
また、同じ作品を違う生地でそれぞれ刺してみるのも楽しいかもしれません。
ぜひ、奥が深いZWEIGARTを一度使ってみてくださいね🌟
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